2010年12月06日

逆ハーフタックスって何?

生命保険にはいろいろな種類がありまして、おおよそ、いつ亡くなっても保険金が出る終身保険、保険期間内に亡くなったときだけ保険金が出る定期保険、そして、保険期間内に亡くなったときに保険金が出るのは同じでも、満期日に保険金と同額の保険金が受け取れる養老保険という3つのタイプに分類できます。

そのうち、中小企業の社長たちに密かに人気だったのが、養老保険のうち、死亡保険金の受取人を法人に、満期保険金の受け取り人を社長や役員、従業員などにするパターンです。普通と逆なことから、逆ハーフタックスと密かに呼ばれています。

それもそのはず、支払った保険料の半分は保険料として損金になり、半分は従業員等の給与になることから、従業員の場合はもちろん、役員の場合でも事前に報酬として決議しておけば、実質的に全額損金にできる(可能性が高い)保険だからです。

しかも、現在最高裁で争っていますが、満期保険金は一時所得になり、1/2課税になるという優れもの。さらにいいことに、法人が払った分の保険料と給与課税された保険料の総額を控除できる(この点で争っています)かもしれないという、二重においしい保険です。

ちょうど、通達が出ていない部分をついた商品なだけに、あまりおおっぴらに知られていなかったものなのですが、とうとう税制改正のやり玉にあがたっこともあり、日の目を見ることになってきました。

改正内容としては、さすがに法人が負担した保険料まで、一時所得から控除できるのはいかがなものかということで、給与課税された保険料に限定しようというものです。

まあ、これは仕方ないとしても、こういった商品があることが世の中に知れ渡ってしまう点の方が痛いのかもしれませんね。保険の販売をやっている人でも知らない人が結構いますし。

ちなみに、この形態の養老保険を扱っている生命保険会社はかなり限定されるのと、税理士がOKといわないと入れないという保険会社もあったりします。その方の話によると、利益が出ている会社にとっては、ちょうど今は狙い時という話です。

知らないって怖いですね。

注意:ご利用は自己責任でお願いします。


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Posted by ユナイテッド・アドバイザーズ株式会社 at 09:46│Comments(0)節税
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