2010年12月27日

子どもがいない夫婦に訪れる可能性がある最悪の仕打ちとは

最近は晩婚化が進んだりしたためか、子どもがいない夫婦が珍しくなくなりました。

夫婦のライススタイルはいろいろとあってかまわないと思いますが、どうしても法律は昔ながらの「家」を前提に作られていますので、いろいろと問題が発生することがあります。

今日はそんな一コマです。

和夫さんと若菜さんは長年連れ添った夫婦ですが、どうしても子どもに恵まれません。
和夫さんの親も孫を待ち望んでいましたが、和夫さんの海外勤務などもあり、結局孫の顔を見ずに亡くなってしまっています。

その後、和夫さんの転職や病気による入院などもありつつも夫婦でがんばってきた矢先、過労が溜まった和夫さんが突然倒れて、そのまま亡くなってしまいました。夫婦でがんばって貯めてきた預金の500万円と退職金の1500万円が振り込まれ、合計で2000万円が遺されてた財産すべてです。若菜さんも何とか今後の生活がおくれると安心しましたが、突然だったこともあり、和夫さんの遺言書はありませんでした。


さて、ここで問題です。

もし和夫さんに、音信不通の弟がいることがわかったとしたらどうなるでしょうか。

・配偶者である若菜さんは2000万円全額をもらうことはできません。
・妻と弟の相続になりますので、1/4は弟に行くことになります。
・弟を見つけないと遺産分割協議ができないため、銀行預金からお金を下ろすことはできません。

そうです。銀行でお金を下ろすことができないのです。
銀行では、若菜さんの生活のことなど気にしてくれませんので、規則に従って、相続人全員の実印と印鑑証明がない限り引き出しに応じてくれません(裁判をすれば別ですが)。

しかも、1/4も持って行かれたとしたら、若菜さんの老後の生活が大変です。

せっかく二人でがんばって貯めてきたのに、最後の最後でに若菜さんが生活できない事態になってしまうのです。


実は、こういったケースが増えてきていまして、遺言書についてのちょっとした知識があれば対応方法がたくさんあるのに、専門家に相談すらできずにこんな事態になってしまうのです。

皆さんは、くれぐれも気をつけてくださいね。



P.S.もっと学んでみたいと思う方におすすめです。

■「夫婦のための遺言書セミナー」(無料)
日時:1/17(月)14時~ 場所:新宿
http://www.seminars.jp/s/46038


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Posted by ユナイテッド・アドバイザーズ株式会社 at 17:02│Comments(0)Q&A小ネタ集
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